プロ競技実績による指導者資格認定について |
その1
平成17年より実施されるプロ競技実績による指導者資格認定について
回答者:太田英光 競技実績認定委員会委員長
| プロ選手の競技実績に応じて「商業スポーツ施設インストラクター資格」(以下、商業インストラクター)を付与する規定が固まり、いよいよ平成17年4月1日より実施されます。資格審議委員会・競技実績認定委員会の太田英光委員長に規定の詳細をお聞きしました。 |
平成17年度から実施ということですが、これまで規定はなかったのでしょうか。
アマチュアの競技実績を地域指導員資格の認定にスライドする規定はすでに実施されていたのですが、プロの競技実績を商業インストラクター資格に反映させる規定は各方面との調整がついて、ようやく実施が決まったわけです。
規定はいつ、どのように決まったのですか?
平成12年3月17日の常務理事会で、「ボールルームダンス指導者資格認定規定」が作られました。
ボールルームダンス指導者資格認定規定
第2章第4条 認定指導者は、次の号に定める者について行う。
(1)この規定に基づく講習を受け、かつ、これらの科目に係る試験において、一定水準以上の成績を修めた者
(2)連盟の実施する競技会において、一定の水準以上の成績を修めた者
つまり、《試験を受けて資格を取得する方法》と、《競技実績において資格を付与される方法》の2本立てになり、今回、プロの認定基準が次のように整備されたわけです。C級以上が対象です。
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| パートナー(臨時あるいは途中から組んだ方)の規定基準 | |
| 商業1級: | 同じリーダーと2年以上パートナーシップを組み、2年以上A級にランクされた者 |
| 商業2級: | 同じリーダーと1年以上パートナーシップを組み、B級にランクされた者 |
| 商業3級: | 同じリーダーと1年以上パートナーシップを組み、C級にランクされた者 |
競技実績による商業資格の取得※資格はスタンダード、ラテン、別々に認定されます。
ただし、ただポンと資格がもらえるわけではありません。
「ボールルームダンス指導者資格認定規定施行細則」には商業3級の受験資格は「商業4級を有する登録会員」、また商業4級の受験資格は「商業5級を有する登録会員」と書かれています。この土台もなしに、いきなり上級の資格を付与することは、指導者としての将来を考えたらいいことではありません。それで、商業3級の受験資格である商業4級までは通常の試験を受けることで、競技選手が怠りがちな指導者としての勉強をしていただきたいということなんです。
それに商業5級は現在、プロ・ダンス・インストラクター(PDI)試験に合格してスライドする資格です。PDI資格は、ダンス教室を経営する際に風営法の摘要除外を受けるために法律で定められている資格です。いつかは取得しようと考えている選手も多いと思います。
PDI試験と4級試験の、2回の試験に合格すること、そして登録会員であることが、競技実績で資格を取得するための前提ということですね?
PDI試験は4月と10月、年に2回ありますし、4級試験も全国でみれば年に何回も行われています。試験はどこの県で受けてもいいわけですし、きちんと勉強すれば1年間で4級まで取得することは十分可能でしょう。また、会員登録は当然の話です。資格には相応の義務が伴うもの。資格だけもらえばいいという考えは、世間には通用しません。連盟の中で仲間と共に技術を磨き、自分の資格を価値あるものにしていくことが大事なんです。
具体的な手続き方法は?
,商業4級を所持する申請者は、申請書に必要事項を書いて各総局事務局に提出します。追って集合講習、面接試験の案内があります。講習は3級の場合1時間、2級の場合1時間30分、1級の場合は2時間です。指導者としてどうあるべきか、またエチケットとマナー、ダンスの歴史、テクニックブックの見方、指導法などが講習されます。これらは選手にとってすごくプラスになることです。面接試験は一人15分くらいの予定です。
どうして面接試験なんですか?
3級になったC級の選手が、その後B級に昇級すると、認定料の5,000円だけ払って2級になることができるんです。昇級の申請では、講習も面接試験も必要ありません。その後は自動的に昇級することができるわけですから最初の認定時にふさわしくないと思われる人には、もう一度勉強し直して、講習、面接を受けてくださいということになります。
いま現役の選手だけでなく、過去の実績でもいいんですか?
17年4月1日から19年3月末日までの2年間に限って、過去の成績に遡って付与されます。移行期間ですね。その後は、申請の資格が生じてから2年以内に受験申請を行わないとなりません。また、受験後3ヵ月以内に連盟に登録をしない場合、資格は消えます。
今回の整備の目的は、連盟の指導者層をさらに厚くすることにあります。競技実績による資格認定は、費用でも勉強の時間でも、下から試験を積み重ねてくる方に比べると本当に少ない負担で済みます。この制度を利用する選手はそこをよく自覚して下さい。もちろん、この制度を利用する、しないは選手個々の自由です。勉強して通常の試験を受けるのは大歓迎です。




