公益財団法人日本ボールルームダンス連盟

JBDFへようこそ

会長あいさつ

皆で心を一つにして
「成長できる組織」作りに
邁進しましょう!

ボールルームダンスは、性別・世代を問わず参加できる生涯スポーツであると同時に、至高の芸術とも言えるものです。そして、私が何よりも重要だと思っていることは、インターネットで交わされる文字や言葉だけの通信と違い、人と人との直接的な身体と心の触れ合いによって成り立つ温もりのあるコミュニケーション文化であるということです。言葉の領域を超えた、音楽を使ったコミュニケーション。そして、競技ダンスもまた、2人1組のチームワークがなければ成り立たない、美しく、そして奥が深いコミュニケーション文化です。

そういう魅力をみなさんに再認識してもらうために、何をやっていけばよいのかを考え、できることを一つ一つ率先して実行していくことが、新生JBDFの会長を引き受けさせていただいた私の役割であると認識しています。

私は、昭和20年代、そして30年代と、街角街角にダンスホールがあった時代を知っています。当時の大人は、3人に1人か4人に1人くらいは社交ダンスを踊れました。最初は進駐軍の持ち込んだジルバがメインでしたから、現在のボールルームダンスや競技ダンスとは少し趣が違いますが、コミュニケーション文化としての社交ダンスが日常に溶け込んでいた時代が確かにあったのです。

そして、まさにその頃、昭和25年に日本ボールルームダンス連盟の前身となる日本舞踏競技連盟が生まれました。以来、現在に至るまで、JBDFは、ボールルームダンスに人生を賭けたプロたちが自ら運営し、アマチュアのダンス愛好家の方々と共に歩み、一時代を築きました。

一方で、ボールルームダンスおよび競技ダンスは、愛好家の高齢化が進み、近年、その普及が停滞しているのが実情です。このことは、普及の中心となるべきJBDFが、ここ数年で活力を失い、進むべき方向性が定まらない状態であったことと、無関係ではありません。

今この時期に、私がJBDF会長に就任いたしましたことは、ボールルームダンスの魅力を知る一愛好家として、JBDFの進むべき道筋をしっかりと示し、すべての会員・関係者の皆さまが、その誇りを取り戻し、新しい時代のダンス普及に邁進できる組織へと改革していくために全力でお手伝いさせていただく、という使命を拝受したのだと受け止めています。82歳の私にとっては、まさに残された時間イコール「命」を使って果たす文字通りの「使命」なのだと思っています。

もともと自分でできることは自分で率先してやっていきたい、という主義ですから、どんなに小さなことでも、遠方のことでも、かゆいところに手が届くくらいに密度を濃くして活動していく所存です。すでに知人の紹介で、いくつかの高校や専門学校でのボールルームダンスの体験学習への協力体制を整えるといった活動もさせていただいています。

とはいえ、一人でできることにはやはり限界があります。幸いにして、新生JBDFは、内田芳昭副会長、石原久嗣専務理事をはじめ、人柄と能力、そして責任感の面でベストメンバーによる新体制となりました。私はむしろ、この先生方の「小遣いさん」という気持ちで、行動力を発揮して、精一杯使命を果たしていこうと考えています。もちろん、他の団体の方々とも交流し、連携できることは一緒にやっていく所存です。

人にはそれぞれ能力や体力、年齢の差があります。劣っていることがあっても、それは恥ずべきことではありません。しかし、1年後の自分が、今の自分に比べて成長できていなかったら、それは恥ずべきことだと思います。同様に1年後のJBDFが今と比べて劣っていたら、もしも成長できていなかったら、とても恥ずかしいことであり、それは会長である私の責任です。

ですから私は、辛いことはなるべく自分で抱きかかえて、つまり「辛抱」して、嬉しいことはなるべく大きくして皆さんに一緒に喜んでいただくという方針で、皆さんと心を一つにして頑張っていきます。

心が一致していない人同士が議論をして議決を採っても、まとまることはありません。心がまとまっていれば、組織は自然に一つの方向を向くものです。

明日が今日よりもっと笑顔でいられるように、一緒に頑張りましょう!

JBDF会長 稲川素子

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